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福島〜山形、ラフォルジュルネ2025

旅行と温泉にはまっている今日この頃。
GWの旅路は、東北地方に決定。
福島県から山形県の南部を訪れる計画です。
昨年2月に、いわき市に少し入りましたが、
今回は、福島県内を横断して、山を越え、山形県へ。
メインイベントを「山寺」登頂にして予定を立てました。

 

立石寺(山寺)


https://ja.wikipedia.org/wiki/立石寺

 

出発は5時30分。
行程を福島から山形の南側に絞ったので、
車で移動することにしました。
自宅から柏インター経由で常磐道に入るのに、
普段なら1時間以上かかるのですが、
早朝とあってスルスルと抜けられました。

 

右側に朝日を浴びながら、ひたすら北へ。
いわきJCTから猪苗代磐梯で降りて、
約4時間かかって「道の駅猪苗代」へ。
正面に猪苗代湖、背面に雪をまとった磐梯山
澄んだ空に、空気がひんやりとして気持ち良いーー!
長い運転の後だけに、身も心も解放された気分でした。

 

湖を南側に半周回って、崎川浜へ。
湖畔に砂浜が広がり、キャンプ場になっている区域。
眼前に猪苗代湖が広がり、静かに波打つ湖面。
その後ろに磐梯山がそびえる、壮観なロケーション。

 

 

☆猪苗代湖

日本の福島県会津若松市、郡山市、耶麻郡猪苗代町にまたがる断層湖。
日本国内で4番目に広い湖。
阿賀野川水系所属の一級河川の指定を受けており 、
福島県のシンボルの一つとされる。
湖水が澄んでいることから天鏡湖(てんきょうこ)とも呼ばれる。
白鳥の飛来地としても知られる。

 

そこから会津若松市に移動し、
昼食は喜多方ラーメンを。

 

続いて鶴ヶ城(若松城)へ。

 

☆鶴ヶ城
至徳元年(1384)に葦名直盛が築いた東黒川館を起源とし、
文禄2年(1593)に蒲生氏郷が東日本で初の本格的な天守閣を建てて
鶴ヶ城」と命名しました。
会津松平家は徳川将軍家と密接な関係にあり、
幕末には戊辰戦争の激戦地になりました。
慶応4年(1868)新政府軍の一か月に及ぶ猛攻に耐え、
難攻不落の名城として知られるようになりました。
明治7年(1874)までに天守閣をはじめとするすべての建物が
取り壊されましたが、
昭和40年(1965)に天守閣が再建され、
平成に入り茶室や隅櫓も復元されました。
平成23年(2011)には、屋根瓦が幕末当時の赤瓦にふき替えられました。

 

復元された城内には、江戸時代から、
幕末の戊辰戦争での、詳細な経緯が展示されていました。
天守閣からは市内を一望でき、
八重桜が咲いていて、
少し遅れた花見を楽しみました。

 

 

翌日の天気があまり良くなかったため、
予定していた五色沼の散策を前倒しすることにしました。

 

途中にある諸橋近代美術館に寄り、
「ととのう展 ~ヘルスケアにつながる美術館~」を見学。
博物館浴をテーマにした展示では、
ルノワール、シャガール、マチス、モジリアーニ、
ピカソなどの絵画を鑑賞。
常設で、シュルレアリスムの巨匠サルバドール・ダリの彫刻と絵画が
所狭しと並べられています。

 

 

☆諸橋近代美術館
磐梯朝日国立公園内の5.5万㎡以上の敷地内に
約2000㎡の面積で建てられている美術館は
創設者の希望である“中世の馬小屋”というイメージのもと、
厩舎を連想させる建物です。
内装は玄晶石を用いて自然の風合が漂う造りとなっており、
館内は外光を多く取り入れた天井高9mの展示ホールが
縦に約100メートル伸び、
ダリの彫刻展示に相応しい開放的な空間となっています。
美術館の窓からは、
壮大な磐梯山の噴火口や四季折々美しい自然を織りなす
庭園を望むことができ、
美と自然の競演を堪能できる空間となっています。

 

ダリが、彫刻や絵画のモチーフにした物で
代表的なのが、ぐったりと溶けた金属製の時計「記憶の固執」。

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/
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この美術館では、
「時間の気高さ」
「記憶の持続」
「時間のプロフィール」
が展示されていました。

 

絵画でもインパクトがある作品ですが、
立体感のある大きな彫刻で感じる迫力は、
また別物。

 

展示されている絵画では「テトゥアンの大会戦」が圧倒的。
19世紀の画家マリアノ・フォルトゥーニの
《テトゥアンの大会戦》に触発されて制作した大作で、
1860年に起こったスペイン軍のモロッコ進駐を主題としています。
騎馬兵の中には、ダリと共に妻ガラの姿が描かれていて、
ガラの勇ましく剣を振り上げる様は、
ダリを世界で通用する芸術家へと導いた
マネージャーとしての奮闘ぶりを表しているよう。

 

美術館から次に向かったのは、五色沼湖沼群
1888年(明治21年)磐梯山頂北側、
小磐梯を含む部分が水蒸気爆発によって山体崩壊を起こし、
岩なだれが川をせき止め、このエリアに数百もの湖沼が形成されました。
2016年にミシュラン・グリーンガイド1つ星に認定。
五色沼湖沼群は、
毘沙門沼・赤沼・みどろ沼・竜沼・弁天沼・るり沼・青沼・柳沼などの
数多くの湖沼の総称。
沼によって、エメラルドグリーン、コバルトブルー、
ターコイズブルー、エメラルドブルー、パステルブルーと
色が違う不思議な場所で「神秘の湖沼」と言われます。

 

 

五色沼自然探勝路は、
湖畔の少しアップダウンのあるトレッキングコース。
磐梯山を見通せ、ウグイスなどの野鳥のさえずりと
樹々の触れ合う音が心地よく、
ところどころ雪が残る散策路でした。

 

時間の関係で、途中の赤沼前で引き返しましたが、
十二分に自然を堪能できました。

 

早めに宿に到着。
標高が高いせいか、周囲にはまだ桜が咲いていました。
日本屈指の酸性泉・源泉湧出量日本一級の中ノ沢温泉で疲れを癒します。

 

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翌日は、午後から雨の予報。
早めに出発して、磐梯吾妻スカイラインへ。
夜間に通行止めになる道は、雪がそこかしこに残るうえ、
道幅が狭く、うねうねと曲がりながら登っていく。
対向車はまばらながら、ひとときも気が抜けません。
国見平でも、重い雲が立ち込め、平地では晴れているものの
山の頂から見る絶景とはいきませんでした。

 

 

東吾妻山、一切経山(いっさいきょうざん)、
吾妻小富士などに囲まれた浄土平は、噴火口が見える開けた土地。
この日は、非常に寒くて霧が深く、景色も全く見えず、
吾妻小富士への登山道も残念ながら人が入れないほどでした。

 

そこからは、福島市側へと山を下って行きますが、
火山から噴出するガスの影響で、窓を開けたり、
停まって外に出ることすら出来ない状態。

 

途中にある公共温泉「高湯温泉共同浴場」へ。
500円で入れる温泉は、シャワーも何もない昔ながらの施設。
半露天風呂で、大変人気がある温泉。
ほぼ満杯のお風呂でしたが、熱めの湯温と外気の差を感じながら
次のお客さんに席を譲りました。

 

さらに下って、福島市へ。
そこから、山形県米沢市に向かい、
上杉謙信を祀る上杉神社へ。
ちょうど「米沢上杉まつり」が始まる日で、
周囲はお祭りに参加される市民の方、
たくさんの屋台で溢れ、駐車も難しいほど。

 

☆上杉まつり
昔から「県社(上杉神社)のまつり」や「城下のまつり」ともいわれ、
上杉神社の例祭日が従業員の公休日だったこともあり、
米沢の重要な祝日とされてきました。
この時期はちょうど松が岬公園の桜も満開になり、
たくさんの露店が軒を連ね、
公園内で花見やそぞろ歩きを楽しむ人々で賑わいます。
娯楽の少なかった時代から現在まで、
米沢市民はこのまつりに春を迎えた喜びを感じ、
米沢の一大イベントとして親しまれてきました。

 

参拝後、神社からほど近い山懐料理吉亭 で、
米沢牛のステーキランチを頂く。
庭園を眺めながら、ゆったりとコースを堪能しました。

 

そこから、宿泊先の長井市へ。
雨が降る中、米沢市八幡原工業団地内の
魅惑のくちびる「SORRISO」を鑑賞。

 

☆S0RRISO(ソッリーゾ ほほえみ)
自然と人に和とするところ、八幡原。
ここに、永遠の発展への祈りをこめ
<ほほえみ>をおくる。1995.10

 

デザイン 東北芸術工科大学
五十嵐治也 ・三橋幸次

 

芝生の中に、無機質なオブジェが浮かぶ不思議な空間。

 

更に山側に向かい、土偶広場では、縄文時代の土偶が並ぶ中、
誰もいないので人が珍しいのか、
池にいるアヒルが群れで近寄ってきて、
土偶とアヒルの不思議なコラボを味わいました。

 

 

宿泊先で、温泉とサウナ、岩盤浴を満喫した後、
マッサージを受けて就寝。

 

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3日目は、朝食の始まりを待って、お腹を満たしたあと、
温泉にもう一度入ってから出発。

 

昨夜の雨が嘘のように止んで、快晴。
1時間かけて、宝珠山立石寺へ。
付近は寺を中心とした街になっています。

 

☆「山寺」の通称で知られる「宝珠山立石寺」。
奇岩怪石からなる山全体が修行と信仰の場になっており、
登山口から大仏殿のある奥之院まで1時間ほどの道のりの
そこかしこに、絶景の景観が広がります。
俳聖・松尾芭蕉が「閑さや岩にしみ入る蝉の声」の名句を
紀行文「おくのほそ道」に残したことでも知られています。
1015段もある長い石段を登って奥之院を目指すのが王道の参拝ルート。
石段は登ることにより煩悩が消滅すると言われている、
ありがたい修行の石段。
修行とはいえ、
途中には句碑などの史跡や絶景が広がるスポットなど
見どころがたくさんあり、
知的にも感覚的にも楽しみながら登ることができます。

 

GW後期の初日とあって、開場前からすでに大変な人出。
山門から、不規則な階段をひたすら登っていきます。
杉木立を縫うように続く1000段にも及ぶ不規則な石段。
松尾芭蕉の句碑や史跡が点在しています。
せみ塚から仁王門へ。
気が遠くなるほど登ると聞いていたので、
事前に脚のプチ筋トレを行なっていました。
その効果もあったのでしょう、あまり息切れもせずに、
頂上までたどり着けました。
奥之院から、日本最小規模の「三重の小塔」。
内部には三重塔の本尊である大日如来像が安置されています。
開山堂、納経堂へ。
開山30年後に建立された五大明王を祀る道場五大堂では、
前日の雨で空気が洗われ、絶景が味わえました。
木々の緑と、川の流れ、山々の景色が
遠くまで見渡せて気持ち良かったです。

 

 

 

 

登ってくる多くの人とすれ違うように下山。
そこから川沿いの芝桜まつりへ。
清流とピンクの絨毯のコントラストを楽しんだ後、
帰路につきます。
11時に出発して、ひたすら高速を走り、
17時過ぎにはうちに着きました。
心配していた渋滞にも合わず、
充実した旅路でした。

 

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4日は休息に当て、5月5 日は恒例の
ラ・フォル・ジュルネ 東京 2025」へ。

 

まずは10時からのAホール。

 

・ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー
・ガーシュウィン:パリのアメリカ人
壷阪健登(ピアノ)
東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

 

壷阪健登君は、若手ジャズピアニスト。
溌剌とした演奏、キラッと光るカデンツァ。

 

「パリのアメリカ人」は交響詩。
自動車のクラクションが使用される面白い曲。
現代の都会の生活や喧騒が、
ウィットを交えて楽しく描き出されている。

 

続けてAホール12時30分から。
・ラヴェル:組曲「マ・メール・ロワ」
・ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲 ニ長調*
・ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調**
*福間洸太朗 (ピアノ)
**アリエル・ベック (ピアノ)
東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

 

続いて、ラヴェルの書いた2曲のピアノコンチェルト。
特にト長調の協奏曲は、
ジャズの要素をふんだんに盛り込んだ作品。
出だしで、鞭を使う奇抜な構成。
そして、なんと言っても2楽章のワルツ。
叙情的なサラバンド風。
擬古的な美しさと、アラベスク風の装飾音。
ピアノのトリルで儚げに終わる。

 

ランチはいつものビアハウスで、
ドイツビールと今年はシュピーゲルフリット

 

15時からのエリアコンサート。
・グリュンフェルト :《ウィーンの夜会》
・ヨハン・シュトラウスのワルツ主題による演奏会用パラフレーズ op.56
・クライスラー(ラフマニノフ編):愛の悲しみ
・ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー
・ドビュッシー:月の光
新居由佳梨(ピアノ)

 

先ほどと違ってクラシックピアニストが弾くガーシュウィン。
クラシックのピアニストは、指の上り方が大きいので、
アタックが強いけれど、繊細な表現をします。
オケとの競演と、ソロ演奏の違いはあれど、
曲の構成はこちらの方が良かったと思います。

 

16時からCホール。
・モーツァルト:ピアノ・ソナタ第17番 変ロ長調 K.570
・ブラヘトカ:ノクターン 変ニ長調 op.62
・コルンゴルト:4つの小さな楽しいワルツ
・シェーンベルク:ピアノ曲断章
・ラヴェル(福間編):ラ・ヴァルス
福間洸太朗(ピアノ)

 

18時15分からAホール。
・ロベルト・シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 op.54*
・クララ・シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 op.7**
*小林愛実 (ピアノ)
**ダヴィッド・カドゥシュ (ピアノ)
東京フィルハーモニー交響楽団

 

クララ・シューマンは、ロベルト・シューマンの妻でピアニスト兼作曲家。
クララの作曲したピアノ曲には佳作も多いのですが、
ピアノ協奏曲が演奏される機会はほぼありません。
ましてや、シューマンのピアノ協奏曲との同時演奏は、
このイベントならではのプログラム。

 

1 日でピアノ協奏曲を
(ガーシュウィンのラプソディ・イン・ブルーは
正確にはピアノコンチェルトではない)
5曲も聴くなんて、
ラ・フォル・ジュルネ以外ではあり得ない!!

 

ラプソディ・イン・ブルーのオケ版とピアノソロ版を同日に聴く事も、
もう一生無いでしょう〜♫

 

そこから、船橋に戻って20時。
ホームのジャズバーコクリコットへ。
推しピアニスト福井亜実さんとパーカッション藤橋万記さんの初デュオ。
ピアノとパーカッションのデュオというのはあまり無い組み合わせ。
亜実さんのオリジナルや、スタンダードも、
いつもと違った切り口になっていて楽しい。

 

翌日6日昼も、コクリコットへ。
昨夜と同じくピアノは福井亜実さん、ギターは浅利史花さん。
連休最終日、雨なのに満席のお客さん。
スタンダードを中心とした曲構成で、
2セットを楽しみました。

 

旅行に温泉、クラシックとジャズを満喫した今年のGW。
心身ともに癒され、しっかり充電出来ました。

 

 

 

 

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