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クラヴィコードについて

こんにちは。院長の波木です。

 

以前お話ししたように、
私は鍵盤楽器を使った演奏曲のコレクターです。

 

それが高じて、共通の趣味を持つ方から譲っていただいた
「クラヴィコード」 という鍵盤楽器が医院にあります。

 

 

まず「クラヴィコード」の歴史と仕様から。

 

「14世紀頃に発明され、
オルガンやチェンバロなどと並行して、
16世紀〜18世紀にかけて広く使用された木製の楽器。
長方形の箱形の楽器で、
テーブルや専用の台などの上において用いる。
音量はチェンバロなどに比べると小さい。」

 

「鍵は小さな金属片(タンジェント)の取り付けられた
レバー(てこ)となっている。
鍵を押し下げると
タンジェントが弦を上に向かって垂直に突き上げる(打弦)。
タンジェントによって分割された弦のヒッチピン側は
フェルトによって消音され、
タンジェントからブリッジまでの間の弦が振動する。
この振動はブリッジを通して響板に伝わる。
音量は鍵を叩く強さによって調整が可能である。」

 

 

 

ここで重要な事は、
この楽器がピアノと同じ「打弦楽器」であって、
チェンバロやスピネットのような
「撥弦楽器」(爪で弦をはじく)ではないというところ。

 

小さい物で長さ1メートルくらいで、
モーツァルトも旅行の際には持っていっていたらしい。

 

ただ、弦の張力が弱いため、大きな音は出せないし、
響きも、こもった様なくすんだ音がする。

 

聴衆に聞かせるというものではなく、
作曲に使うとか、オルガンの練習用の楽器として重宝されたよう。

 

クラヴィコードを使った演奏
「J.S.Bach : Partita No. 1 BWV 825」
https://youtu.be/ivGfi9hNo8w?si=tOYhZ2v6kv0Q_0Kt

 

 

 

1970年代から、
その曲が作曲された頃の楽器で演奏するというスタイル
ひとつの潮流となりました。
いわゆる「古楽器」「ピリオド楽器」ブームです。

 

そんな中で製作されたレプリカが
院内にある「クラヴィコード」です。

 

ピアノの様なダイナミックな音は出せませんが、
はかなく健気な音で、
弾いている人や聴いている人の想像力を掻き立ててくれる楽器です。

 

 

 

 

 

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